「東宮」のBS再放送を毎回見ています。
最初に見たとき、途中からだったので、ストーリーの理解が足りず、なぜこういうシーンがあるのかな、と思うような部分があったのですが、今回、ラストまでのストーリーを知ってもう一度見ていると、こういうことだったのかとわかり、あらためて、もともと小楓は、復讐に利用されていただけだった、ということがわかってびっくり。
出会ったきっかけは、復讐であったけれども、二人とも本気で愛し合っていたが、それは、小楓にとって、耐え難い現実となってしまった。
そして、忘川の水を飲み、すべてを忘れてしまい、今度は、豊朝(レイチョウと読む)の皇太子と結婚することになる。
それは、再び承ギンとの結婚だったけれども、すべて忘れていたはずの小楓が、少しずつ思い出していく。
最愛の男が、自分の親や祖父、一族、国家を滅ぼした敵だった。
これは、ありえないほどひどい話だ。
戦国時代の日本は、例えば、織田信長の妹のお市の方などは、兄と夫が戦うことになったが、夫に騙されたわけではない。
「東宮」では、もともと利用するだけの関係で、騙されて、丹シ王の幕舎を知られてしまい、丹シ王ティダールは、敗北し、目の前で、承ギンに殺される。
そんなショッキングな設定なんて、ありえないと思うけれども。
今のウィグル族の運命を考えると、そういう話ができてしまうのか、と、思う。
北京オリンピックでは、中国の横暴さは、あまり表には出ていないが、今後どうなるのだろうか。
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