契丹という国は、現在謎に包まれているようです。
契丹の最盛期を支えた燕燕と韓徳譲の二人は、素晴らしい活躍だったと思いますが、その後滅亡してしまいました。
契丹は、このドラマでは、野蛮な国として描かれていて、漢民族の文化を受け入れて、発展して、豊かになったとされています。
しかし、契丹文字は、漢字とは違う文字で、現在まだ解読されていません。
そのような国が、野蛮な風習のみというのは、不可解です。
遊牧民族は、トルコを突厥と表記しているように、中国で野蛮な西方の民族とされているようですが、歴史的には、遊牧民族のほうが、古くから反映していたようです。
契丹は、テジョヨンでも出てきますし、天龍八部では、契丹にルーツを持つ主人公が、それゆえに蔑まれているという設定ですけれども。。
本当に、そんなに野蛮でレベルが低かったのでしょうか。
放送大学で、「中国と東アジアの歴史」をみると、かなりの力を持っていたようです。
中国では、北方遊牧民族の侵入に苦しみ続け、宋は、なんと、皇帝が捕らえられてしまうという事件も起こります。
北方遊牧民族は、あの寒い気候で、どのように富を蓄積したのか、そんな野蛮な国とは思えない国力をもっていたようですが。
貧しい草原の民と、貴族社会の落差が大きくて、腑に落ちないという感じ。
金を大量に持っていたのでしょうか。
金も精錬する技術が必要ですが、草原の民は、そんな技術はないでしょうし、南方の漢民族から得た技術ではなく、遊牧民族伝統の技術だと思われます。
トルコ発祥の黄金文化が1万年前から栄えていたので、その系統の技術だと思うのですけれども。
そこらへんが、文字を持たないシルクロードの民族もいるので、よくわからないです。。。
いろいろな発掘が進んで、解明されればいいです。。
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