カテゴリー: 中国ドラマ

  • 燕雲台最後まで見ました

    契丹という国は、現在謎に包まれているようです。

    契丹の最盛期を支えた燕燕と韓徳譲の二人は、素晴らしい活躍だったと思いますが、その後滅亡してしまいました。

    契丹は、このドラマでは、野蛮な国として描かれていて、漢民族の文化を受け入れて、発展して、豊かになったとされています。

    しかし、契丹文字は、漢字とは違う文字で、現在まだ解読されていません。

    そのような国が、野蛮な風習のみというのは、不可解です。

    遊牧民族は、トルコを突厥と表記しているように、中国で野蛮な西方の民族とされているようですが、歴史的には、遊牧民族のほうが、古くから反映していたようです。

     

    契丹は、テジョヨンでも出てきますし、天龍八部では、契丹にルーツを持つ主人公が、それゆえに蔑まれているという設定ですけれども。。

    本当に、そんなに野蛮でレベルが低かったのでしょうか。

    放送大学で、「中国と東アジアの歴史」をみると、かなりの力を持っていたようです。

    中国では、北方遊牧民族の侵入に苦しみ続け、宋は、なんと、皇帝が捕らえられてしまうという事件も起こります。

    北方遊牧民族は、あの寒い気候で、どのように富を蓄積したのか、そんな野蛮な国とは思えない国力をもっていたようですが。

     

    貧しい草原の民と、貴族社会の落差が大きくて、腑に落ちないという感じ。

    金を大量に持っていたのでしょうか。

    金も精錬する技術が必要ですが、草原の民は、そんな技術はないでしょうし、南方の漢民族から得た技術ではなく、遊牧民族伝統の技術だと思われます。

    トルコ発祥の黄金文化が1万年前から栄えていたので、その系統の技術だと思うのですけれども。

    そこらへんが、文字を持たないシルクロードの民族もいるので、よくわからないです。。。

    いろいろな発掘が進んで、解明されればいいです。。

     

     

  • 「燕雲台」かなり面白くてびっくり

    途中で録画をやめたのが、残念。

    しかし、今、19話くらいまで見たのですが、漢のやり方をまねて、豊かになるという改革を進めていたという主人公たち。

    昔ながらの契丹の生活をしている村人とその奴婢の生活が、対比されていた。

    漢制を取り入れることで、豊かになっていくということはあったかもしれないが、奴婢を人間扱いせず、治療も受けさせないとか、罪人は閉じ込めて死ぬのを待つとか、あまりにもひどい。

    そんなことをして、繁栄するはずがない。

    それは、おそらく偏見だと思う。

    契丹の文化は、結構レベルが高かったらしい。

    中国とは違う文字を持っていたが、現在解読されていないはず。

    単なる草原の民というだけでなく、北方の極寒の環境に耐えてきた民族なので、そんなに野蛮だったはずはないと思うけれども。

    やはり北方騎馬民族に対する偏見があるようだ。

     

    ま、中国ドラマは、中国共産党が検閲しているらしいから、しょうがないのかも。

     

     

  • 中国ドラマ「燕雲台」かなりおもしろいです

    遼とか、契丹とか、中国の歴史の中で、よくわからないとされているらしいけれども、契丹の本を一冊持っている。

    「天龍八部」で、主人公が契丹出身だった。

    「燕雲台」は、遼の王朝の話だということで、録画しておいたが、見始めたらかなりおもしろい。

    ヒット作というか、かなり話題になったらしい。

    なかなかいいできというか、最初とラストを、見てから、見始めた。

    登場人物が多すぎて、何が何だかわからなかったけれども、遼の王朝では、太祖の子孫で三系統が、皇族として、皇帝の座に就くことになっている。

    ヒロインは、皇后を出す家柄に生まれた三姉妹の末娘。

    それぞれが、皇族つまり、皇帝になりうる男性と結婚する。

    しかし、現在の皇帝は、猜疑心が強く、残忍。

    そのため、早速、次女とその相思相愛の相手、喜隠が牢獄にとらわれ、謀反の罪を着せられた喜隠性の父親は、目の前で、毒酒をあおる。

    それを取り仕切ったのは、長女の結婚相手、太平王。

    長女は、次女を救うために、太平王との結婚を承諾した。

    ヒロインは、韓徳譲という漢族の男性と相思相愛になるが、結ばれることはない。しかし、最後まで、韓徳譲は、ヒロインにアドバイスし、守る。

    なかなか、面白いストーリーだ。

    どのくらい史実なのだろうか。

     

  • 「如イ伝」

    中国ドラマ「如イ伝」を15話くらいまで見た。

    皇太后が、主人公の青桜のおばである皇后に毒薬を飲むように命じるというシーンはショッキングだ。

    一族の期待が、青桜にかかっているので、青桜を生かすためには、皇后である自分が毒薬を飲むようにと、皇后は命じらた。

     

    エホナラ氏の一族の命運は、青桜にかかっていると言い残して、青桜の目の前で、皇后は死んでいった。

    皇后は、自分の生んだ皇太子のために、陰謀をめぐらしたと、雍正帝に責められて、幽閉されていたのだ。

    その皇后が、雍正帝の死後に、本当ならば、皇太后の地位につけるはずなのに、毒薬を与えられて、死ななければならなかった。

    その後、青桜や、側室、生まれる予定の皇子、皇女も、次々に殺されてしまう。

    すごい。

    大奥の女たち、もすごかったらしいけれども、中国ドラマの皇太后はすごい。

    西大后の残忍さは、いろいろな逸話が残っているが、浅田次郎は西大后を評価しているけれども。

    権力の権化として、これほどの悪辣さを必要とするのだろうかと思うけれども、その陰謀の構図は現在も生きているのかもしれない。

    すごい陰謀の世界だ。

     

  • 最近の中国ドラマ

    新しい中国ドラマ、何かいいのがないかな、と思ってBSを録画していた。

    あまり見る暇がないので、とりあえず録画だけだったが、ちょっと見て、面白いと思ったのが、「如イ伝ー紫禁城に散る宿命の王妃」

    イの字は、ちょっと面倒なので、カタカナ。

    これと同じ時期、同じ背景で、別の人物が主人公になっているのが、「瓔ラクー紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃」。

    見ようと思うけれども、毎日なので、大変。

    独鈷加羅も二つのドラマがあって、同じ主人公でも、かなり違っていた。

    それぞれ面白かった。

    東宮も面白かった。

    ほかには、面白いのがない。

    「万華楼」は、あまり好みではない。ちょっとは面白いのだろうけれども。

    「秀麗伝」とか、「大唐流々」とかは、好きではない。

    韓国ドラマも、面白いのがないので、とりあえず、中国ドラマで面白いのを探している。